厨房が荒らされ、女将から、『練習』を持ち掛けられて8日。その日、21時。

客達はいつもの大広間に集められた。
座卓が全て片付けられ、そこには赤い色の座布団が円形に並べられている。
女将は既に、奥の方で佇んでいた。
「…皆様、おつかれさまです。
 それでは…お呼びした順に、こちらから時計回りにお座りください」
ひとりづつ、女が客達の名を連ねていく。
やがて呼ばれた順に、全員が腰を降ろした。



>>>霊章 裁判



続>>>最初の試練

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